君の膵臓をたべたい
映画館で見て泣いてしまった。泣かせる映画としてはベタベタな内容だけど、まんまとやられてしまった。
「世界の中心で愛を叫ぶ」などに並ぶ、不治の病の美少女ものです。
ただのベタ泣かせ映画なら僕もまんまとハマらないのですが、余命幾ばくもない女の子・さくらを演じる浜辺美波の透き通るような存在感と死に向かう中で語る言葉が刺さるんですよ。
この映画の主人公は北村匠海演じる男の子の『僕』の方なんだけど、彼は人づきあいが苦手で人と関わらずに生きていこうとする。そんな『僕』とさくらは人生に対する想いは正反対とも言えるくらい違う。
死に向かってる人がこんなにポジティブな言葉を綴れるだろうかってツッコミはあるにはある。けど、それ以上にさくらの言葉を浴び続ける『僕』に自分を重ねちゃう。
自分はさくらみたいに毎日を精一杯生きれているだろうか。そんな風に日々を生きていかなくちゃねって思わせてくれる映画です。
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