女神の見えざる手
社会人になってから映画やドラマでお仕事系のものを楽しめるようになってきた。プラダを着た悪魔なんかも面白かったし、半沢直樹もあっさりハマった。
映画の中でハマったお仕事系としてはこの「女神の見えざる手」が1番だった。
主人公はロビイストでロビー活動を専門でやる人。ロビー活動自体が日本では馴染みないんだけど、この映画では新しい法案を通すために、法案に賛成してくれる議員を規定以上に増やしていく工作をやってます。
ロビー活動ってこんなことすんの?って面白さもあるし、この主人公は目的のためには手段を選ばないタイプで、仲間を欺いたり、脅迫じみた行為をしたりして、人間性に疑問符がつくような人物なのが面白い。
相手側もこの主人公の人間性を突いて攻撃してくるし、果たして勝てるのか?という話し。
こう書くと、主人公に感情移入出来ないのでは?と思われるかもですが、僕は見終わったあとこの主人公がとても好きになりました。
なぜ感情移入出来たかは映画を見てのお楽しみ。
ダークナイト
バットマン映画はもともとそんなにハマってなかったのですが、ふらりと映画館に見に行ったら、バキバキにハマりました。
このシリーズはバットマンビギンズ→ダークナイト→ダークナイトライジングの三部作ですが、ビギンズを見ないで、ダークナイトを見てハマってるので、これだけ見てもOKだと思います。
この映画を見て思ったのは正義とは何か、悪とは何かってこと。この映画の悪役ジョーカーがとても人気ですけど、僕もこの映画のジョーカーがめちゃくちゃカッコよく見えてしまった。
この映画のジョーカーは悪いだけの悪役じゃなく、内面に流れる善良さが隠されてるみたいなパターンではなく、とにかくとことん悪いやつ。
なぜジョーカーがここまで悪の限りを尽くすのかは詳しくは語られない、というか語る必要がない純粋な絶対悪なんです。
よく正義の味方を際立たせるには敵役を強く魅力的に描くことだと言われることがあるが、ジョーカーは強く魅力的であるが、あり過ぎるが故にバットマンが霞んでしまうくらい。
でも物語としてジョーカーとバットマンの対立がきちんと軸となって、名作になっているので、バットマンシリーズの一作であることは間違いない。
ライジングも面白かったけど、僕はこっちのダークナイトの方が好きです。
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